酒と喇叭の日々

喇叭吹いてるか酒を呑んでます。

川崎南部に生まれて

僕は川崎の南町という全国でも有数の風俗街に生まれました。

夜になると怪しいネオンが煌めき欲望が交差する決して治安が良くないというか悪いところです。

そこからさらに南に行くと京浜工業地帯があり、僕が子供の時は光化学スモッグが頻繁にあり喘息持ちの友達もとても多かったです。

そして競馬場と競輪場とギャンブルで市が収益を上げていたので以前は都心部の割には税金が安い事でも知られていました。

 

またコリアンタウンが有ることもあり在日コリアンの方が多く暮らしている事でもしられており、僕が子供の時に友人の家で晩御飯をごちそうになるとキムチやチゲが食卓に並び驚いた思い出があります。

 

この殆ど埋め立て地でできたギャンブルと風俗と工場の町だった川崎がだいぶ変わってきました。

町並みは信じられないくらいに綺麗になり。

駅前には大型のショッピングモールが出来て週末には家族連れで賑わい、川崎駅の年間乗降人数は全国でもベストテンに入る様になりました。

それはとても喜ばしい事だけど、昭和から平成にかけての何もかもが入り混じりカオスだった川崎じゃなくなりつつあるのが少し寂しくも思います。

 

これは僕が歳をとったという事でしょうか。